委員会ブログ

人生を変える出会いがある

本年度、会員のリクルートを担当させていただいている方橋です。タイトルがちょっと重たい気もしなくもないですが、2013年に私が福井JCに入会してから、人生を変える出会いをいくつもいただいてきたことは事実ですので、そのままのタイトルにしました。拙い文章ですが、JCの入会をすすめられていたり、検討している方の少しでも参考になれば嬉しいです。

今回は、ちょうど昨日、JCがきっかけで知り合えた方が福井に来られていたので、その方のことを書きたいと思います。

それが、(株)ミックスアップの斎藤光一さんです。

↑この方です

もともとは山梨県のドコモショップを運営する会社にいて、人口5万人程度のまちにも関わらず、16年間全国1位の成績を取り続けたという実績のある方で、その実績の根本にあるものがSAITO式と呼ばれる(呼んでいる?)、社員の個性を尊重し、よい所をどんどん伸ばすことで働くことがもっともっと楽しくなる、社員のモチベーションをめちゃめちゃ上げてその結果会社が良くなるという仕組みです。

斎藤さんと出会った2017年は、ちょうど私が会社を承継するかもしれないという時期で、給与を算出するための軸が欲しいと思っていた時期でした。親から引き継がせてもらった会社で働く従業員は、自分より年上も多くいて、その方には家族がいるわけです。その方の給与を決定するためには、自分だけの見方では決められない、というか、決めてはいけないと思っていました。

評価制度について、色んな本を読んだり、人から話を聞いていましたがどれもしっくりくるものではありませんでした。相談役、会長を筆頭に、どこか家族的な雰囲気が漂う自社で、成果主義や減点方式での評価方法は合わないだろうなあと感じていました。

困ったなあ、どうしようと思っていたところ、あるメルマガの小さな文章に「個性を尊重する評価の仕組み」というような文章が書かれていて、「これだ」と思いました。

調べてみても、ネットでも書籍でも情報がありませんでした。思い切って手紙を書いたところ、数日後に「見学に来ますか?」というお電話を斎藤さんからいただきました。

手紙を書いてアポを取り、山梨まで6時間以上かけて会いに行くというのは、JCで出会った先輩たちが、日本全国を駆け回るような動きをされていて、そういう環境の中にいたからだと思います。それが当時は普通だったので、自分でも何かできるんじゃないかなと思いました。そのような環境でなければ、考えもつかなかったのではないかと思います。

福井の名菓「五月ヶ瀬」を手に、実際に山梨のショップまで行かせていただき、すごい朝礼の様子を見せて頂いたり、そこからSAITO式を3時間みっちり斎藤さんから教えてもらいました。3時間でも足りないくらい、ものすごいボリュームでした。

資料をいただき、すごい仕組みがあったと喜んで福井に帰った覚えがあります。そこから、教えてもらった仕組みを自分なりにアレンジして会社に入れていきました。2018年に事業承継しましたが、このご縁でつくった仕組みで、社長になってから最初の賞与と昇給を出させてもらいました。

個人的にFACEBOOKでSAITO式のことを投稿したところ、実際に話を聞きたいという方が10名程いたので、斎藤さんをお呼びして、個人的に懇親会までセットのセミナーを開催しました。これが非常に好評でした。

↑そのセミナーの様子。わざわざ富山から来ていただいた方もいらっしゃいました。次第を作ったり、セミナーを構築するのは、JCメンバーだったらお手の物です。そんなスキルが勝手に身に付きます。プロジェクターはメンバーに借り、その後の懇親会もメンバーの店を予約してもらって開催しました。ちょうどカニのシーズンだったので、懇親会ではカニを出してもらいました。

 

2019年は、福井ブロック協議会という、JCのメンバーが福井県各地から集まり、福井県のために活動する組織に出向させていただき、経済系の事業を担当をする役をいただきました。個人的に開催したセミナーが好評だったということもあり、斎藤さんをお呼びする事業を開催しました。ハピリンで160名ほどお客さんが入り、講師にはもう1名、こちらもすごい社長さんをお呼びしてのセミナーを開きました。

自社の商品やサービスにイノベーションを起こした社長と、自社の運営方法にイノベーションを起こした斎藤さんの両軸でセミナーを開催しました。経営コンサルタントで、事業承継コーディネーターをされている竹川さんにもご協力いただきました。

当日の様子。講師からの講演のあと、会場からリアルタイムで質問をもらうというスタイルでトークセッションを行いました。

 

↑リアルタイムで質問が来るので、事前打ち合わせができない刺激的な時間。こんな経験なかなかできません。

 

結果は、参加者から、個別によかったとメッセージをもらうほどこちらも好評いただきました。小さな文章を見つけ、書いた手紙から始まったご縁によって、このような事業を開催できたという事が自分にとってはとても意義深く感じられました。

一方、会社がどういう状況だったかと言うと、アレンジした評価制度である程度の変化はあったと思ってはいましたが、一部の社員だけで行っていて、それを会社全体に波及させることが難しかったり、評価項目が本当にこれで良いものかどうか迷っていたり、自分で考えるには限界があると感じていました。

そこで、事業が終わった後、斎藤さんに「うちの会社へのアドバイスをお願いできませんか」と伝えたところ、快諾いただき、そこから実際にSAITO式を自社に取り入れることをはじめました。

こういうことをやろうと言うと、わかりましたと言ってくれる従業員の協力もあり、2019年の11月から導入していって半年以上経過し、確実に会社が変わってきています。うちの会社に入っていただいて良かったなと心から思えます。でもそのご縁は、JCからいただいたものです。周りに日本全国を動き回る人がいなければ、そんな行動はしていなかったでしょう。※注意点ですが、JCに入ると日本全国を動き回るわけではありません。その機会を選んだ人だけです

JCがきっかけでいただいたご縁が、自分を変え、会社を変えています。会社がもっと変われば地域が変わるような気がしています。そのような出会いを、私はJCでいただきました。入会を検討されている方、絶対入らないと思っていた方、私と同じ出会いはありませんが、あなたの人生を変える出会いは間違いなくあります。

もしかしたら、青年会議所の話を聞いてもらえないかと連絡があるかもしれません。面倒だな、怪しいなと思うかもしれません。ですが、こんな私にも素晴らしい出会いがあったように、一緒に活動することで間違いなく人生を変える出会いがあります。

コロナで業績も落ち、そんな時間やお金はないわと思われる方もいるかもしれません。ですが、こんな時だからこそ、JCやりましょう。どんなにやっても40歳までで終わります。毎年必ず出会いがあります。しかもその出会いは人生を変える出会いです。懸命にやれば、懸命な人が周りに増えます。そういう人が周りにいると、人生変わります。たった一度しかない人生ですから、どうせなら全力でやりましょう。そう思って生きています。

人生を変える出会いがある。

私がJCでいただいた出会いについて、また書かせていただきます。

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