公益社団法人 福井青年会議所

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理事長所信
Belief

第1 地域の「光」になる

 「光」は、我が国のみならず、世界各地において、古来より人々を魅了し、そして人々を導くものの例えとして多く用いられ、希望を象徴する言葉としても用いられてきました。


 かつて、夜の海を航海する者にとって灯台の光は、航路を導く光であり、闇夜を照らす電灯の光は、夜道を歩く人々に安心感を与えてきました。


 明るい豊かな社会の実現を目指す青年会議所運動は、活動する地域にとっての「光」となる必要があると思います。そして、福井青年会議所自体が地域の「光」となり、住み暮らす人々に希望や誇りを与え、進むべき方向性を示すことができるような運動を展開していかなければ地域に存在している意味がありません。


 そのために、まずは、運動を発信する主体である福井青年会議所の活性化が必要不可欠です。暗い組織からは良い事業は生まれません。組織の活性化に向けて、福井青年会議所に所属する私たち一人ひとりが元気に活動することが必要です。

 そして、日々変化する状況に合わせて、ルールや規則を大切にしつつも、予め、変化する状況を想定して準備をし、しなやかに対応できるような組織を作り上げていく必要があります。


 青年らしく、元気に、そしてしなやかに活動できる組織を作り上げ、行動していくことで、福井青年会議所の運動は、闇夜を照らし、人々に希望を与えられるような「光」となり、明るい豊かなふくいの実現へとつながっていくのです。

第2 活力ある組織の運営を目指して

 本年は、元気な組織を作り上げる第一歩として、会員の相互理解を深め、会員間交流をはかりながら、活気がある元気な福井青年会議所をつくりあげます。


 組織に活力を生み出す大きな要素が、新入会員です。青年会議所は、元来、色々な背景や職業を持つ青年が同じ組織に所属し、それぞれの特色を重ね合うことで、大きな成果をあげてきました。言葉だけではない、本気の全員拡大を行うことで、新たな会員を多く迎え入れ、組織の活性化へとつなげて参ります。


 青年会議所運動は、日常、仕事をしている青年が、多くの場合、仕事や家庭での時間を削って、しかも無償で自分たちの住む地域のために行われる貴いものです。少しでもこの運動に費やす時間が有意義なものとなるよう、会議や組織の運営の在り方を考えていく必要があります。

会議は青年会議所活動において大切にすべきものであり、福井青年会議所においても多く開催されていますが、会議の意味付けを明確にして議論しなければ時間を浪費してしまいます。

 本来、青年会議所活動において、会議は、事業の精査、より良い方向への進化を図る場であると同時に、会員の事業に対する共通理解を深め、合意形成を図っていく場であるはずです。会議をすること自体が目的になっては意味がありません。


 会議をしている中で、会議の位置づけや目的を見失い、議論のための議論が多くなると、会員の貴重な時間を使っているという意識が薄れ、徒労感を生んでしまい、会員の活力を奪ってしまいます。


 本年は、会議に参加する会員の時間を尊重し、会議の主宰者として、事業実施者の先を行き、円滑な事業の実施を促せるような、スピード感を大事にし、先駆ける運営を心がけていきます。

 スピードは最も分かりやすい付加価値です。従前のルールや会議の在り方を尊重しつつも、状況や必要性に応じ、速やかに、そして、しなやかに意思決定ができるよう、先を見通した準備や手配を心がけられる体制をつくりあげます。


 また、本年度は、広報についても組織運営の一環として、スピードとタイミングを大事にしつつ、効果的な事業や組織の発信ができるよう、組織的な広報体制も整えます。

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第3 福井から世界に通じる人材を育成する

 地方都市である福井で住み暮らす私たちが、日常生活において世界を意識することはそれほど多くないのかもしれません。

 しかし、私たち、そして私たちの子どもたちの時代には、福井だけで物事が完結することはどんどん少なくなり、世界を意識した生活をより求められていきます。

 私たちは、日本のすばらしさ、福井のすばらしさを海外に発信するだけではなく、国際的な視点を持ち、世界で活躍できる人材を育成していかなければなりません。

自分の住み暮らす地域や文化だけで基準を決めていては、国際的に通用する人材は育成できません。しかし、幸いにも、私たちは、先輩たちが紡いできた韓国水原靑年会議所との絆、そして2017年から交流を始めた中国杭州市青年聯合会との絆をはじめ、民間外交を通じて作り上げてきた国際交流の引出しが多くあります。


 これらの資源を最大限に活かしながら、幕末の時代に国際的な視野を持って活躍した郷土の偉人が多く存在するという地域性も活かし、国際感覚に優れた青少年の育成に努めて参ります。


 また、私たちは、ふくいを「ひとづくりの先進地」へと推し進めていくために、地域社会でリーダーとなれるような行動力、協調性に優れた人材の育成にも努めていかなければなりません。本年度も、そのための機会を積極的に提供して参ります。

第4 2023年の北陸新幹線福井県延伸に向けた社会実験を行う

 2023年春には、北陸新幹線の福井県延伸が実現する予定です。計画では、これから福井駅及び福井駅周辺は、ハード面で発展をとげていくことが確実な状況です。


 福井青年会議所においても、子育て世代が住みやすく、暮らし続けたくなる先進地方都市の実現を目指して、多くのまちづくり事業を行ってきました。しかし、現実に北陸新幹線が福井県に延伸する時期が近づいてきた現状を踏まえ、延伸後、さらに10年後のふくいのまちにどうなってほしいのかという強い想いを持って事業構想していく必要があります。

 そして、福井市中心部のみならず、福井駅から各地域とのつながりを意識し、活動エリアである福井市及びその周辺地域のまちづくりの方向性の指針となるような社会実験を行い、その結果得られた内容を広く発信していかなければなりません。

 また、これまでに福井青年会議所が実施してきた懇話会等での市民の声に耳を傾けつつ、子育て世代が住みやすく、暮らし続けたくなる先進地方都市を目指して活動してきた運動の成果を踏まえ「ひとづくりの先進地」の具体化に努めて参ります。

第5 会員研修の充実

 私たちは、事業を通じて、社会のために運動していく者として、Master、すなわち熟練者にならなければなりません。


 Mastery for Service(奉仕のための練達)


 この言葉は、私の母校である関西学院大学のスクールモットーであり、今も私が大切にしている言葉です。


 自分を磨き上げることなくして、充実した活動をすることはできません。


 本年度は、社会に役立つ知識や人間性を自らの自主性をもって磨き上げるべく、例年以上に会員研修を充実したものとします。

 私たちが、自主的に研鑽すべき事項は多くあり、仕事、家庭、青年会議所活動以外での自己研鑽が必要なことは言うまでもありません。

 メンバーの研鑽への意識を高め、より高い資質を得られるよう導いて参ります。

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第6 水原靑年会議所とのより濃密な交流と連携を目指して

 2019年は、福井青年会議所が韓国水原靑年会議所と姉妹締結をして55周年目となる記念すべき年です。

 福井青年会議所と水原靑年会議所は、国際会議に参加していた福井青年会議所のメンバーが、偶然にも水原靑年会議所のメンバーと懇親を深めたことを契機として、昭和39年(1964年)11月23日に姉妹締結をしました。

 これは、日韓国交正常化の実現した昭和40年(1965年)6月22日よりも半年近く早い姉妹締結です。現在、多くの日本各地の青年会議所が韓国国内の青年会議所と姉妹締結や友好締結をしていますが、日本国内で初めて韓国国内の青年会議所と姉妹締結をしたのが福井青年会議所であり、どの日本国内の青年会議所をはじめとする団体よりも韓国の青年との交流を深めてきたのが福井青年会議所なのです。


 本年は、この記念すべき年を迎えるにあたり、60周年、100周年へと交流をつなげていくべく、例年以上に水原靑年会議所との交流、連携を強め、私たちの事業にも活かしていく一年にして参ります。

第7 地域を照らす「光」となるために

 冒頭に述べたとおり、本年は、福井青年会議所による運動や、その存在自体が、活動地域の「光」となれるよう、資質向上に努め、運動を展開していきます。


 「光」と聞くと、太陽の光のように、自らエネルギーを発し、熱量をもった「光」を想像する方が多いかもしれません。


 しかし、自らは燃えておらず、光を発していない、月や金星も、太陽の光を受け、優しく地域やそこに住み暮らす人々を照らしています。


 青年会議所は、単年度制を採用しており、毎年、担うべき責任や立場が変わります。そして、全ての運動を青年会議所単体で行っているわけではなく、地域の様々な団体の力を借りて運動をしていることにも特徴があります。


 そういった意味では、組織ができあがってすぐは、経験もなく、連携する力も弱いことから、組織自体をとっても会員自身をとっても、新月のような存在であり、弱い光しか発することができず、照らすことのできる範囲も狭いのかもしれません。

 しかし、私たちは、日々、修練を重ね、自分自身を磨き上げて資質を向上させ、成長を重ねていくことで、徐々に大きく光量を増していき、やがては満月のように大きな「光」で地域を照らすことができるのだと思います。


 また、会議を行い、議論を尽くし、資質を向上しても、行動が伴わなければ意味がありません。組織内での会議にのみ多くのエネルギーを使うのではなく、しっかりと目標に向かって行動をするため、速やかに、そして状況に応じた適切な意思決定のできる、しなやなか組織、そして、すぐに行動につなげることのできる元気な組織をつくりあげます。


 一年をかけて大きな「光」をもって地域を照らすことができるよう自分自身を磨き上げ、行動していきましょう。


 我ら、地域を照らす「光」とならん。

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