公益社団法人 福井青年会議所

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第57代理事長  辻 武志
はじめに

福井JCは、55年前間、「明るい豊かなふくい」の実現を目指し、時代の流れと共に変わるふくいの課題に真摯に向き合い、青年としての、豊かな英知、溢れんばかりの勇気と熱い情熱をもって、弛まぬ努力で幾多の困難を乗り越え、ふくいの新たな息吹となるような運動を展開してきました。そして、常にふくいの発展のため、地域のリーダーたらんという気概と覚悟がありました。

この運動は、これからも歩みを止めることはありません。そのためにも、私たちは、ふくいの先を見据え、意識変革を求める先駆けた運動を展開するのみならず、一人ひとりがリーダーとしてふくいをけん引する覚悟を持つ必要があります。

すなわち、私たち一人ひとりがふくいの「魁」とならなければならないのです。私たちが、ふくいの「魁」となることで、ふくいが、より明るく、より豊かなものとなります。

まちは、そこに住み暮らす人びとによって作られます。人は、住んでいるまちによって育まれています。「人がまちを創り、まちが人を育てる」ふくいの持つ豊かな環境・風土によって育てられた人が、さらにまちを良くしようと考えまちを発展させていく。「人」と「まち」そのどちらか一方が欠けても、この「ふくい」は存在し得ません。「ふくい」は「人」と「まち」が縦糸と横糸になって織りなされているのです。

「ふくい」をより良くするため、私たちは、「ふくい」の課題を的確に捉え、既存の知識や経験にとらわれずに新たな発想と思考の枠組みを創り出す「創造性」と物事に向かって突き進むための「情熱」を備えた「魁」である必要があります。

平成27年12月、福井市の人口ビジョン・総合戦略が発表されました。それによると、ふくいの人口は、2040年に21万6000人、2060年には17万人になると予測されています。

都市部への転出、出生率低下、それらに伴う人口格差や高齢化問題、これは「まち」を作る「人」の減少を意味するものであり、今後ふくいをとりまく環境はますます厳しいものになっていきます。しかし、だからこそ、私たちはこの将来的課題に向き合い、取り組まなければならないのです。

2012年、福井JC創立50周年の年に、Action Plan from 2012を策定し、「ふくい人の育成」「育都ふくいの開発」を「ひとづくり」「まちづくり」の柱に掲げました。これらは、いずれもふくいの将来的課題に取り組むための指針です。創立55周年を迎える本年、私たちはこの指針をより発展させ、「ふくい人」が「育都」を創る、そして「育都」が「ふくい人」を育くむ環境を創るべく、「ふくい人の育成」と「育都ふくいの開発」を融合した新しい展開へと進めていく必要があるのです。

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互いに資質を高め合える組織になるために

私たちJAYCEEは常に先を見据え、議論を交わし、行動に移してきました。どれだけ素晴らしい理想を掲げても、行動に移すことが出来なければ地域に対して価値は生み出せません。

福井JCは、「明るい豊かなふくいの実現」という、一朝一夕には結果を出すことが出来ない理想を掲げています。この理想を実現していくには、愛するふくいのために、広い視野と深い知識に基づく創造性と青年らしい熱い情熱を備え、邁進していく行動力が必要です。

組織を動かすのは、いうまでもなく人です。だからこそ、組織の価値は人で決まります。組織の価値を高める人となるためには、私たち自身が成長、変化し、周りの人々をけん引していく魁となる必要があります。

福井JCの価値をより高め、今後も地域からの信頼を得るため、私たちは、常に研鑚するとともに自分自身に誇りを持って行動し、お互いに認め合い切磋琢磨することで資質を高め、いかなるときにもJAYCEEとしての品格を備える必要があります。

個の力を強め、結集し、同じ方向に向かって協同することが組織力の強化に繋がります。ふくいの先を見据えた意識変革を求める運動を展開するためにも、一人ひとりが魁となるための1年としましょう。

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多くの人と協働する運動を行うために

私たちの運動は、メンバー内で協同するのみでなく、市民と共に協働していくことでより大きな効果を発揮します。

市民と協働した運動を展開するためには、私たちの想いを市民に広く伝播する必要があります。正確な情報を素早く伝えることで運動はさらに勢いを増し、組織の存在意義の確立に繋がります。

私たちは多くの情報伝達手段に囲まれています。チラシ、ポスターといったアナログな手法のみではなく、メール、インターネット、SNSと多くのデジタルメディアを駆使して情報を発信しています。しかし、JC運動の意義を正確に発信し、広めていくためには、こうしたツールにのみ着目するのではなく、情報を伝えるべき対象者を明確に認識する必要があります。

多くの人と協働して運動していくためには、伝えたい人一人ひとりと向き合い、この運動の意義がどこにあるのかという点をしっかりと説明し、理解を得る必要があります。相手に理解してもらえれば、運動はそこから更に伝播していきます。私たちの強みには組織力があります。1人では伝えられないことも、メンバーが協同して伝えていくことで、多くの方との協働に繋がる運動へと広がっていきます。

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ひとづくりの先進地となるために

グローバル化やIT技術の発達により、世界中の人々との交流や多様な情報を収集することができるようになりました。それに伴い価値観が多様化し、物質面のみでなく、精神面での豊かさを求める社会へと変容しています。

このような現代社会のなかで、子どもたちは、自らの夢を描き、進む道を選び、実現する力を求められています。

私たちの住み暮らすふくいは、政治・経済・医療・文学・芸術と多方面にわたり日本をけん引してきました。松平春嶽、橋本左内、由利公正、橋本綱常、橘曙覧、岡倉天心など、先人たちは次代を見据え、ふくいのため、日本のために何をなすべきかを考え、たとえ失敗したとしてもあきらめず、まさに「ふくい人」として、各々が思い描く理想に向けて行動を起こし続けてきました。

ふくいは、学力・体力とも全国の中でトップクラスであり、「教育立県福井」という評価を受けています。それは教育に対する意識の高さもありますが、多くの先人を生み出したこのふくいのまちに、人を育てるという風土があるのです。

「ふくい人」とは、「ふくいの伝統的な精神に根ざし、グローバルに通用する、定見と行動のスキルを持つ人」を指しますが、私たちが、伝統的なふくいの精神を再認識し、まちが人を育てるというふくいの風土を変容せず継承することは、今後も誇りある「ふくい人」を育む礎となります。

ただ、国際化の波は広がることはあれども、狭まることはありません。交通手段や通信手段の発達により、国境を越えての人や物の交流が活発になり、世界中の情報をリアルタイムに知ることができます。一方、個々の特徴が薄まりボーダレス化される傾向も生じています。

このような時代において、ふくいが、今後も「ひとづくりの先進地」であり続けるためには、狭い視点だけで地域のことを考えるのではなく、国際的な視点から地域のことを考える必要があります。広く国際的な視野をもつ「ふくい人」が、ふくいの将来を見据えるからこそ、ふくいのまちがより明るい豊かなものとなるのです。

Action Plan from 2012のもと、福井JCは、ひとづくりの先進地として「ふくい人」の育成を掲げました。未来のふくいを担う人材として、郷土愛や礼節、そして行動力をもった青少年の育成は当然ながら、青少年を育成する側である大人も対象とし、子育てや教育に対する意識を変え、より高めるための運動を行ってきました。この5年間実施されてきた事業を検証し、成果を確認することで、私たちの運動をより高い効果が得られるものへと発展させることができます。

多くの「ふくい人」を育成することは、まちを創る人の育成につながり、ひいてはふくいからの人口流出に歯止めをかけ、「育都ふくい」の実現へと繋がります。

そのためにも、まずは私たちが「ふくい人」として、魁となり運動を展開していきましょう。

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育都ふくいを具体化するために(全国城下町シンポジウム福井大会の開催に向けて)

福井県は2回連続で幸福度日本一の県に選ばれました。福井県外の研究者が客観的データから幸福度を判定し、その結果日本一と評価されたことは誇るべきことです。しかし、実際に福井県に住んでいる私たちの中で、どれだけの人が幸福度日本一と評価されるようなまちに住んでいるという実感があるのでしょうか。

Action Plan from 2012のもと、福井JCは、子育て世代が住みたくなり、暮らし続けたくなる先進地方都市「育都ふくい」の実現を目指し、運動を展開してきました。

福井県に幸福度日本一となるだけの人的、物的資源があることからすれば、私たちが、ふくいの良さをしっかりと実感し、今後の生活に対して希望を持つことができれば、おのずからふくいのまちは子育て世代が住みたくなり、暮らし続けたくなるまちとなるはずです。

本年、私たちは、全国城下町シンポジウム福井大会を主管します。

城郭を持たないふくいでの全国城下町シンポジウムの開催は、目に見えないもの「城下町福井」に住み暮らす市民が、ふくいの歴史と文化を見つめ直すことで、誇りやアイデンティティへと昇華し、ふくいの良さを実感する機会となります。ふくいに住み暮らす市民がふくいの良さを実感することは、今後の生活をより充実させるきっかけとなり、ひいては、子育て世代が住みたくなり、暮らし続けたくなるまちへと繋がります。全国城下町シンポジウム福井大会は、まさに「育都ふくい」の実現を目指し運動した5年間の集大成ともいえる大会です。

ふくいに住み暮らす市民が、ふくいの良さを実感することは、自らの生活をより充実させるだけでなく、ふくいの良さを外に向けて発信することや、ふくいを訪れた方に対するおもてなしの心を醸成することへと繋がります。

2018年には福井国体が開催されます。そのとき、ふくいの市民がふくいの良さを実感できていれば、県外から来られる多数の方に対し、自然とおもてなしができる環境になっています。そのことは、「育都ふくい」を広く周知し、多くの方に実感をもって共感してもらえる機会となります。

本年度の運動は、正に市民への意識変革団体としての私たち福井JCの運動の真価が問われているのです。

私たちは、この5年間、「育都ふくい」の実現を目指し、多角的視点をもって運動を展開してきました。本年度は、その具体型についての研究成果をまとめあげ、子育て世代が住みたくなり暮らし続けたくなるまちとはどのようなまちなのか、どのようなまちであれば「ふくい人」を育むことができるのかを検証するとともに、ふくいの産業構造に対して深く切り込むことにより、UIターンの促進、就労先の創出など、生産人口増加をも見据えたより具体的なまちづくりを実践する礎を築く必要があります。

「育都ふくい」の実現を目指し、魁として運動に邁進していきましょう。

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情熱をもって仲間を迎え入れ、拡大活動を運動へと繋ぐために

私たちがJC運動、JC活動に取り組む目的とそこで得られる価値とは何でしょうか。それは、修練・奉仕・友情の三信条にあらわされているとおり、「社会への貢献を通した資質の向上」、「資質の向上を通した社会への貢献」そして「それらを通した友情の醸成」にあります。

修練については、より多くのメンバーがいればいるほど、メンバー同士が刺激し合い切磋琢磨しあえるほど、個人の資質は大きく向上します。

福井JCは40歳までの資格や負担、機会において平等な青年経済人の集まりであり、メンバー個々の力の単なる合算を超えて組織として一つの方向にシナジーが発揮できるよう、ルールの遵守や合意形成を非常に重んじていることも、メンバーの資質向上に大きな影響をもたらしています。

奉仕についても同じです。ふくいに貢献しようとする高い目標をあくまでも目指し、より多くのメンバーが運動に参画すればするほど、より大きく「役に立つ」というレベルを超えて具体的な価値を与えることのできる運動を展開することができます。

友情についても同様です。個性あふれる多くのメンバーが対等の立場で互いを尊重し合いながら議論し、より多く活動の機会に恵まれることで、さらに深い友情が芽生えます。

こうしたJCの魅力はJCに入った人にしか分かりません。そして、JC活動の意義や得られる価値は、参加することを通じてのみ気付くことができます。反対に、メンバーが「JCに入ってよかった」「JCが好きだ」という熱い気持ちがあれば、まだJCに触れていない人に対して、心から、そして熱く、JC運動への参加を呼びかけることができるはずです。また、入会したメンバーに対しても、ためらいなく、そして熱く、JC活動への参画を呼びかけることもできるはずです。

JCは最後の学び舎と言われます。JCには、卒業という制度があり、40歳を迎えたメンバーは等しくJCを去りますが、それはJCが毎年地域に対し人材を輩出していることを意味しています。メンバーは、JAYCEEとして、ふくいに貢献する高い目標を目指しルールと合意形成を重んじるJC活動を通じて各自の資質を向上させていきます。このように魁として成長したメンバーは、卒業後、社業の発展による地域貢献はもとより、社業以外の様々なフィールドにおいて、ふくいのために行動し活躍していきます。こうして、JCは、その活動を通じてメンバーに魁たる資質を身に付けさせ、地域をけん引する多くのリーダーを輩出することで、社会に貢献しているのです。

また、自らのJCの体験とJCで学んだことを自らの言葉で伝え、その意義を第三者に語る拡大活動は、勇気のいる活動です。JCを知らない人にJCの意義に共感し賛同してもらうことは困難な活動でもあります。しかし、こうした拡大活動を行うことは、メンバー一人ひとりにとって、JCでの経験を振り返り、その意義を考え起こす機会であり、人に伝えることも難しさを体感するまたとない成長の機会ともなります。さらに、メンバーを迎え入れるだけでなくJCへの賛同者を増やし、活動を運動へと繋げる機会ともなります。

1人でも多くの仲間に出会えること、1人でも多くの仲間をわれわれの運動に迎え入れることが、ふくいの発展につながることは間違いありません。そして、迎え入れたメンバーを同じ目的と理念を共有する仲間としてそして魁として導くことが、同時に福井JCの組織の活力と組織力をさらに強いものとし、更なるふくいの発展につながります。会員拡大を活動で終らせるのではなく、運動へと繋げてまいりましょう。

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魁を育て、地域社会へ貢献するために

組織が発展し、地域に価値を与え続ける組織でいるためには、迎え入れたメンバー一人ひとりに、JC活動を通じて、魁すなわち地域のリーダーたる資質を身に付けてもらうこと、そして、達成感と感動を分かち合い、地域の問題に取り組む積極的な姿勢を身に付けてもらうことが、公益社団法人として、組織として、迎え入れたメンバーに対して果たすべき責任です。

JC活動は、なぜこの事業を行うのか、なぜ合意形成を図るのか、なぜルールを重んじるのか、こうしたことを徹底的に追求します。ですから、情熱をもってJC活動に参加するならば、時には成功と達成感を味わい、時には失敗し反省をしながらも、必ず、どのように組織を運営するのか、どのように運動を広げていくのかといった魁たる資質を身に付けることができます。JCは、その活動を通じてメンバーを魁として育て、リーダーを地域社会に輩出することで、地域に大きな貢献をしています。私たちの活動はメンバー一人ひとりにとっても、そしてこのふくいにとってもかけがえのないものです。

ほかでもない私も、福井JCの活動を通じて、企業人として、社会人として、家庭人として多くの学びや気付きを得、大きく成長することができました。福井JCがなければ今の私はなく、出会った先輩や仲間はみな私にとっての恩人です。

私は、先輩や仲間から受けた恩を、現役メンバーやまだ見ぬ多くの後輩たちにつなぎたい。そして、人を育て、組織を育て、ひいてはふくいを輝かせたいと願ってやみません。

JC活動を通じて得られた経験や出会いは必ず自身の成長の糧となり、自らを魁として成長させ、そして新たなステージへと押し上げていく事でしょう。自身の資質の向上や成長を信じて、そして「明るい豊かな社会の実現」に貢献することを目指して、ともに歩んでまいりましょう。

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創立55周年の節目として

本年度、公益社団法人福井青年会議所は創立55周年を迎えます。

今、私たちがこのふくいで運動の推進・活動展開ができるのは、これまでふくいの発展のために尽力されてこられた先輩方がいらっしゃったお蔭です。先輩方が行ってきた偉業の数々が、市民から私たちの団体が評価されている基盤となり、その基盤があるからこそ、多くの関係諸団体の方々とのつながりが生まれました。そして、市民や関係諸団体の方々と協働することによって、今もなおふくいにおいて信頼される団体として活動ができています。

私たちは改めてその事に感謝し、また覚悟を持って、途切れることなく脈々と続く創始の精神を源泉とし、伝統を受け継ぐとともに、55年という歴史の重みや先達の功績に怯むことなく、創造性と情熱を胸に秘め、それを行動に移すことで、組織に新しい価値を生み出していかなければなりません。

創立55周年という与えられた貴重な一年間を、これまで先輩方が築いてこられた信頼とつながりに感謝をし、継承と創造という視点から、さらに洗練された組織へと進化し続け未来へと繋いでいきましょう。

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結びに

国民を すくはむ道も 近きより おしおよばさむ 遠きさかひに

これは、昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)がベンジャミン・フランクリンの「十二徳」の1つである「公義」を詠んだ和歌で「何事を為すにもまず自分を修めて、近い所から始めて、次第に遠くへ及ぼして参りましょう」という意味です。

私たちは、明るい豊かなふくいを実現するため運動を展開しています。その根底にあるものは、家族、社員といった身近で大切な存在を幸せにしたいという想いです。その想いを実現するため、住み暮らす地域を、住み暮らすまちを、今よりもより住み易く、暮らし易くする必要があります。また、ふくいに暮らす多くのひとの幸せは、ひいては身近な存在の幸せにつながります。

これからも、大切なひとたちを幸せにするためには、ふくいの社会的課題を的確に捉え、混沌とした未来に光を照らさなければなりません。

これまで数々の時代の流れに立ち向かってきた先人たちから学び、これから混沌とした未来を迎えるふくいを照らす光であり続けましょう。

未来を描く「創造性」とそれを実行に移す「情熱」を引継ぎ、運動と活動に変えていきましょう。

私たちがふくいの魁となり、このふくいから日本が、そして世界が、より明るく、より豊かになるための活動をしていきましょう。

人とまちが織りなすふくいの未来のため、魁となれ。

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