公益社団法人 福井青年会議所

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理事長所信
Belief

はじめに

自分を変える!

日本の大学を卒業した2002年、新たな世界へ飛び出した。アメリカ南部に位置するテネシー州の小さな町マーティンにある大学に留学するために、そして自分の可能性を広げるため、自分自身を強くするため、自分を変えるために。血縁関係のある家族や知人・友人もいない、ましてや日本人も少ない土地へ一人で渡った。

本当に誰も知らない場所への、その当時、人生最大のチャレンジであり、とても大きな不安がのしかかっていた。しかし国籍も違えば、育った場所、育った環境が違う人々がその場所には集っており、人と人がいれば、つながりができ、つながりが増えれば、コミュニティができ、組織ができることに気づかされた。互いを知れば、友情ができ、深く相手を知れば、絆が芽生える。

さて、私たちの在籍する福井JCはどうだろうか。

2010年、13年ぶりに福井に戻り、感じた孤独感。またも自分を変えるため、2012年福井JCの門をたたいた。100名を超えるメンバーが在籍し、全国的に見ても規模が大きい青年会議所である。さらには、メンバー間のつながりもあった。しかし、私が重要視しているのは、そのつながりの度合いである。形式的なつながりなど必要なく、も っと大切にしなければいけないのは、お互いを尊重し、互いに助け合いながら困難を乗り越え、その先に芽生えるとても強固なつながりである。

2017年、私たち福井JCは、第36回全国城下町シンポジウム福井大会を主管し、式典・祝賀会をはじめとした創立55周年関連事業を実施し、その両方を成功に導いた。どちらの事業も大きく、そして高いハードルだった。私たちメンバーは一致団結し、互いに協力し合い、自分たちの持てる力を個々に発揮した結果、成功を勝ち取ることができたのだ。

自分が変われば、ひとが変わる。ひとが変われば、組織が変わる。組織が変われば、まちが変わる。

結果を出し続けることが私たちのつながりをより高みに引き上げ、それが組織を強くしていく。私たちの組織が強くなれば、まちに、そしてひとに与えるインパクトは絶大になる。

さあ、変革のため、再び動き出そう。

~ひとづくりの先進地となるために~

Action Plan from 2012 において、ひとづくりの先進地ふくいを実現するため、対外的に発信する事業を大きく2つに分けました。「ふくい人の育成」と「育都ふくいの開発」です。

福井JCの創立50周年にあたる2012年に策定され、翌年の2013年より Action Plan from 2012のもと、2017年までの5年間において、様々な活動を行い、その結果、多くの成果を残すことができました。この成果は、福井JCにとっての宝であり、誇りであります。

しかし、私たちは、青年経済人として、さらなる挑戦、さらなるレベルアップを自らの手で行わなければなりません。私たちの愛するふくいがより明るく、より豊かな社会となるため、Action Plan from 2012 revised で示された「for PRIDE」と「for LEADER」に取り組みます。

ふくいに住み暮らす全ての人に郷土に対する誇りと自信を持ってもらうことで、当事者意識やまちに対する愛着を醸成することが出来ます。その中から周囲を巻き込みながら行動を起こせるリーダーが現れ、そのフォロワーとして、新たに自ら行動を起こせる市民が多く現れることで、まちを良くする運動が多く生まれ、まちが幸福と希望に溢れます。その結果、さらに多くの誇りと自信を持った人々が誕生するのです。

2018年は「ひとづくりの先進地」を確立するため、ひとがまちを創り、まちがひとを育む好循環を実現します。

~自分たちに誇りを持つ~

青年会議所運動の創始者である Henry Giessenbier が青年会議所を設立する1915年に言った言葉があります。

「...which would make a good boy a better boy, a good student a more proficient scholar, and a good citizen a better citizen.」

これは、どのような団体を創りたいですか︖という質問に対しての説明です。よい青年をよりよい青年に、よい学生が有能な学者に、よい市民がよりよい市民へとなれる団体を創りたいと語っています。

「人」がまちを創り、「人」が「ひと」を育てるとすれば、全ての起点は「人」となります。ここで言う「人」は、すなわち私たち自身です。自分自身がよりよくなれば、よりよい「ひと」を育成できます。よりよい「ひと」が増えれば、「まち」は自ずとよりよくなります。

私たち会員自身が福井JCの一員であること、Jayceeであることに誇りを感じ、自分自身がよりよいリーダーになれるように共に成長できるならば、この成長がさらに自分の自信と誇りとなり、よりよい影響を「ひと」「まち」「JC」に与えていけるでしょう。

自分たちが誇りを持ち、リーダーとしての資質を備えることにより、「ひと」と「まち」に「for PRIDE」「for LEADER」を推進することができます。

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~国際化社会を資源とする~

「国際の機会」と言う言葉は、福井JCに所属する私たちにとっては縁深い言葉ではないでしょうか。

1964年、私たちの先輩は韓国水原靑年会議所と姉妹締結を結びました。まだ両国の国交が正常化する前に、民間外交の先駆けとして、青年同士の友好を育んだことは私たち福井JCの誇りであり、53年間、絶えることなく親交を深めています。また、福井JCは、海を渡りアメリカのラトガース大学で勉学に励んだ幕末福井藩の偉人日下部太郎の存在を見いだし、その功績を称え、日下部太郎とW.E.グリフィスに関わる事業を継続して実施しています。

近年、インバウンドという言葉が頻繁に使われており、地域活性・地方創生の一つの重要なキーワードとなっています。そして、ふくいにおいても、このインバウンドの波が起こりつつあります。地域経済の発展の為にも、国際化・国際の機会をさらに活かしていく必要があります。しかし、海外へ出ていくことだけが国際化ではありません。ふくいに居ながらでも国際感覚を身に着けることは可能です。また国際交流もできます。さらには、インターネットの普及により、世界に発信していくことも、世界から情報を取ることもできます。違った視点からふくいを見ることにより、また世界からふくいがどう見られているのかを考えることにより、新たなまちに対する誇りを醸成していきます。

また、2017年に杭州市青年聯連合会と締結した友好促進協議書をきっかけに、同世代間の国際交流として、韓国の青年経済人だけでなく、中国の青年経済人ともつながりました。

本年度は更なる両者の相互理解、並びに友好関係の構築、さらには協働事業実施に向けた活動していきます。

韓国・中国・アメリカと、それぞれの地域において、自分たちの強みを発揮しながら、ひとづくりやまちづくりを実践しています。様々な価値観や考え方がある中で、相互理解を深める事により、これまでにない価値観への気付きにつながり、新たな地域の可能性を発掘すると共に、民間外交のさらなる推進により、リーダーがさらに質の高いリーダーへと変化すると信じています。

~まちにさらなる誇りを根付かせる~

第36回全国城下町シンポジウム福井大会において、私たち福井JCはふくいが持つ素晴らしい歴史的遺産や伝統文化、そして精神性をフォーラムや分科会を通じて県内外に発信しました。構築から事業実施までの経験をもとに紡がれた想いは、歴史資源や文化資源を一つのつながりを持つストーリーとして再構築し、地域に継承することで、住み暮らす人々の郷土に対する誇りを醸成するということです。

2018年は、明治維新から150年という節目の年です。県内において、多くの歴史・文化にスポットを当てた企画が予定されています。福井JCとしては、本年度も引き続き、歴史・文化を資源とした地域の誇りをさらに追求することで、市民に対する誇りの醸成だけでなく、ふくいを訪れる人々に感動を与えられる地域へと発展することを目指します。

また本年は、第73回国民体育大会(福井しあわせ元気国体)、ならびに第18回全国障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)が福井県において開催されます。この福井国体において、福井県は県民に対し三つの実施目標を掲げており、その中に「ふるさとの魅力を発揮」するという目標があります。自らがふるさとを再発見する機会と捉え、積極的にアピールすること、温もりの心でおもてなしをすることでふくいの誇りの醸成につながると考えます。50年ぶりとなる福井での国体開催を貴重な機会と捉え、私たちの展開する運動と相乗効果が得られるよう、活用していく絶好の機会とします。

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~誇りが溢れ、リーダーが溢れる~

リーダーとは、創造力と行動力を兼ね備え、自らが率先してアクションを起こせる人物を意味します。私たちJayceeは、全員がリーダーである必要があります。今、リーダーとしての資質を持っていなくとも、JCが提供する機会の中には、個人の成長の機会があります。最後の学び舎と呼ばれる青年会議所において、一人でも多くのリーダーを輩出できるよう、福井JCは多くの成長の機会を提供し続けます。

次に、率先してメンバーがリーダーたる資質を身につけ、実践することが大事です。実際にアクションを起こし、周囲を巻き込むことができてこそ、リーダーとしての資質が身に付いたと言えます。

そしてその先に、地域社会におけるリーダーの育成があります。福井JCのメンバーだけがリーダーとして行動するのでは限りがあります。もっと多くのリーダーを創造するため、広く市民に対しても、リーダーとしての資質向上の機会を提供します。

この一連の流れにより、ふくいにリーダーを多く輩出することを可能とし、結果として、ふくいを「ひとづくりの先進地」へと推し進めます。

~成長のため「つながり」を創る~

私たちの行える運動・活動には、人的な面、物的な面、予算的な面など様々な面で限界があります。

しかし、まちのため、ひとのために行っている運動を少しでも多くの市民に届けたい、少しでも大きな効果を与えていきたい、といつの時代も考えてきました。そして、それを実現するために必要不可欠なこととして「つながり」の活用があります。単純なつながりではなく、互いのことを理解し、尊重し合える「つながり」です。効果的な運動を推進するためにも、行政・関係諸団体・NPO団体・先輩方・各地会員会議所・福井ブロック協議会・北陸信越地区協議会・日本青年会議所・JCIとの「つながり」を大切にし、協力体制、協働体制の構築を行います。

また、私たちの運動・活動を広く市民に知ってもらうことも一つの「つながり」です。私たちの掲げる「明るい豊かな社会」の実現に向けた一番の協力者は市民の方々ではないでしょうか。その市民の方々に対しても、同じように相互に理解し、尊重し合える「つながり」を築いてまいりましょう。一人でも多くの人に何をやっている団体なのか、何のために運動を行っているのか、どのような活動をしているのかを伝えていく必要があります。

そしてもう一つ、大切なつながりとして、メンバー間の「つながり」があります。私たちの活動は、一人のメンバーによって実施できるものではなく、多くのメンバーの協力によって成り立っています。一人でも多くの協力を得ることができれば、事業・活動・運動はより良い内容、より良い結果を招きます。他人事ではなく、自分事として捉え、積極的に参画してまいりましょう。特に、会員開発委員会においては、これからのJC活動の礎となるメンバー間の「つながり」を、委員会内だけではなく、各種事業・各種大会に参加することにより得ることができます。「参加が第一歩」「成長の機会は自分で取りに行く」と言われるJC活動、自己成長の為にも能動的に行動し、「つながり」を広めていきましょう。

「人とつながる」「地域とつながる」「世界とつながる」「未来とつながる」「メンバーとつながる」「JCとつながる」

この連環が、究極的な世界平和、明るい豊かなふくいの実現につながるのではないでしょうか。

~同じ志を持った仲間を増やす~

会員拡大。

福井JCだけではなく、全国各地のLOMが悩んでいる課題が会員の拡大です。

私たちはふくいをより明るくより豊かな社会にするべく運動を続けていく必要があります。少しでも大きなインパクトを与え続けていくために、組織の持つ可能性を一段と広げるために、同じ志を持つ仲間が一人でも多く必要です。メンバーはそれぞれ特有の能力や才能を持ち合わせています。またこれから入会するメンバーも多彩な能力や才能を持っています。多種多様なタレントを持ったメンバーが、それぞれの力を発揮し、それぞれが輝かしい活躍をすることで、組織としての多角的な活動を可能とし、地域にイノベーションを起こすことができます。

青年会議所という組織は様々な機会を提供してくれます。JC活動の中で得ることのできる知識や経験、仲間というものは、今後の人生においてとても有益であり、貴重なものになると信じています。その価値を一人でも多くの仲間と共有をしましょう。一人でも多くの新しい仲間がJC運動に携わることで、組織の成長、さらにはふくいの活性化につながります。

また単年度制を前提として、会員拡大をより効果的に行うためには、短期的な目標と長期的な視点を持つことが必要です。

2018年、私たち福井JCでは、一年間で目指す短期的目標として、明確な数値目標を掲げ、達成するため拡大活動を行っていきます。また、長期的な視点として、複数年にわたる長期的な戦略を構築し、メンバー全員で会員拡大に取り組む仕組みを策定します。

これら、戦略的な拡大手法を取り入れ、今までに行っていないことに挑戦し、必ず成功する会員拡大を実施します。さらには、今後、会員拡大が毎年成功する土壌を築いていきます。

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~組織の力を最大限発揮するために~

私たちの運動を少しでも広く、そして多くの市民に波及させていくため、組織自体の力を強くする必要があります。強い組織となるため、法令・定款・諸規程に則った組織運営・会議運営・財務運営を行うとともに、メンバー間の緊密なネットワークを構築します。

福井JCでは、例会・委員会・総会・理事会・常任理事会など様々な会議が毎月開かれます。会議運営に当たっては、多くのメンバーが集い、一人ひとりの貴重な時間を使う中で、効率的な時間の使い方を心がけましょう。また、一つ一つの事業や運動に委員長の思いが込められるとともに、メンバー一人ひとりが自分のものとしてコミットできるような会議運営・意思決定プロセスを目指します。

また、公益法人として安定した財務運営ができれば、事業構築時における事業の規模・選択肢が広がり、事業や運動を通じて、地域に価値を生み出す新たなチャレンジを行うことができます。JCの使命、公益社団法人の責務を中長期的に達成し続けられるよう盤石な財政基盤の確立と自分たちの組織に対する理解が深まれば、さらに福井JCは地域から必要とされる団体へとなるでしょう。

運営は、メンバー一人ひとりのため、そして福井JCがより機動的に、より地域に貢献できる運動を展開するためにあります。そのために、運営において変更すべきところは変革を検討していきます。また一方で、福井JCが55年の歩みの中で作り上げてきた仕組みもあります。今一度振り返り、福井JCの伝統や福井JCの普遍の精神については引き継いでいく必要があります。

一人ひとりが主役となれる組織として。メンバー全員がそれぞれの輝きを放てば、LOMは希望の光で溢れるでしょう。その光は県内だけでなく、国内でもキラリと光り、一目置かれるLOMとして存在を高めるでしょう。

おわりに

55年という節目を終え、56年目となる本年、私たちは新たなスタートとして、新たな事に挑戦していかなければなりません。世の中は常に変化し続けています。その変化に併せて、私たちの展開する運動や組織も変革させていかなければなりません。しかし変革とは全てを変えることではありません。

そして、変えていかなければならないことと変えてはいけないことを見極めることが必要です。何のために、誰のために、どのような変革が必要なのかを私たち全員が共通認識として持ち、取り組んでまいりましょう。私たちが地域から信頼され、評価される組織として、私たちが自らを誇れる組織として、新しい時代を創造していきましょう。

最後になりますが、

「福井JCにできないことはない!」

「There is nothing that JCI Fukui cannot achieve!」

「후쿠이 JC 안되는게 어디 있어!」(フクイJC アンディヌンゲ オディ イッソ)

「没有什么福井 JC 不能做的」(メイヨー シェーメー フクイ JC ブーネンツォーデ)

言葉は変われども、意味するところは同じです。

自分で自分の基準を決めるのではなく、各自が自らの内なる基準を高め、最高峰の運動を展開するため、変革を求めましょう。

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